Claude Codeに「やめた方がいい」と止められた話

AI実験室
この記事は約5分で読めます。

LINEスタンプを作りました。

ChatGPTと一緒に、うちの猫2匹をキャラクターにしたやつです。

画像はできた。あとはLINE Creators Marketに登録するだけ。

作業時間は、だいたい10分。


そこで私は思いました。

「これ、自動化できるな」

この判断が、間違いでした。

🔧 IT関係者のよくない癖

10分の手作業を見ると、数時間かけて自動化したくなる。

これ、職業病だと思います。

今後もスタンプを作るつもりだったので、登録画面を自動操作するツールをChatGPTに作ってもらうことにしました。

「すぐできるでしょ」と思っていました。

💀 v1〜v9、全敗の記録

結果から言うと、全然すぐではありませんでした。


v1:文字化け

Windowsで起動したら、いきなり文字化け。

まだ何も始まっていない。


v2:Node.jsが入っていない

環境構築から。

まだスタンプの話をしていない。


v3:ポップアップが邪魔をする

LINE Creators Marketの案内が出てくる。

閉じる処理を追加。


v4:閉じたのに、透明な背景が残る

ポップアップは消えた。

でも見えない背景がクリックを吸い込む。

待機処理を追加。


v5:別のキャンペーン案内が横から出てくる

そういうのは先に言ってほしい。

強制クリックを追加。


v6:英語タイトル欄、見つかるのに入力できない

そこにあるのは分かってる。

でも入らない。

入力方式を変更。


v7:保存ボタンの先に、確認画面

「保存しますか?」

ツール、そこで停止。

OKを押す処理を追加。


v8:私が先に保存したら、ツールが迷子になる

基本情報を手動で保存しておいたら、ツールが「保存ボタンがない」と言って止まる。

既存の下書きから再開するツールを作成。


v9:画面に見えているタブを、見つけられない

「スタンプ画像」タブ。

私の目には、はっきり見えています。

ツールには、見えない。


ここで、私は言いました。

「無理ですね。やめましょう」


ちなみに、この時点でのスタンプは8個。

ツールはv9。

スタンプより、自動化ツールのバージョンの方が多い。

🛑 Claude Codeに聞いたら、止められた

ここまで来て、別のAI(Claude Code)にも聞いてみました。

「LINEスタンプの自動アップロード、できる?」

返ってきた答えは、こうでした。

技術的には可能。
でも、やめた方がいい。


理由①:規約に「自動化OK」と書いていない

LINE Creators Marketの規約を見ても、自動操作を明確に許可する記載はありません。

禁止と明記されていないから大丈夫、とはならない領域です。


理由②:審査通過後に、取り消される可能性がある

ここが一番刺さりました。

もし自動操作が問題と判断された場合、影響するのはこれから登録するスタンプだけではありません。

すでに審査を通ったものまで、取り消される可能性があります。


10分の作業を短縮するために、

作ったもの全部を賭ける。

👉 割に合わなさすぎる。


理由③:今まさに審査中

第1弾は、すでに審査リクエスト済み。

審査を待っているこのタイミングで、自動操作を繰り返す。

タイミングとして、最悪です。


理由④:手作業でも10〜15分

年に数セット出す程度なら、登録作業は毎回10〜15分。

その10分を減らすために、すでに何時間使ったのか。

考えてはいけません。


理由⑤:画面が変わったら壊れる

今回だけでも、ポップアップや画面構造にかなり振り回されました。

LINE側の画面が少し変わるだけで、また修正が必要になります。

直すのは、私です。

💡 自分のサーバーと、他社のサービスは違う

実は私、このブログの記事投稿はかなり自動化しています。

予約投稿の設定も、画像のアップロードも、AIにお願いしています。


じゃあ何が違うのか。

ブログ(WordPress)LINE Creators Market
持ち主自分他社
壊れたら自分で直す待つしかない
規約自分で決める相手が決める
最悪の事態記事が消えるアカウントごと消える

自分の庭は好きに耕せる。

他人の庭では、大人しくしておく。

📝 学び:できることと、した方がいいことは違う

今回の一番の学びです。

「技術的にできる。だから自動化する」ではありません。

判断するときの軸は、たぶんこの5つ。

  • 何回使うのか
  • 手作業では何分かかるのか
  • 壊れたとき、誰が直すのか
  • 他社サービスの規約に触れないか
  • 失敗したとき、何を失うのか

特に最後。

失うものが「時間」なのか「アカウント」なのかで、判断は変わります。

🤖 それでも、AIに任せた部分

登録作業は手作業に戻しました。

でも、それ以外はしっかり任せています。

  • キャラクターデザイン
  • セリフ案出し
  • 絵の構図づくり
  • アニメーションの動き設計
  • 画像サイズの調整
  • 背景透過
  • APNG・PNGへの変換
  • 申請用ZIPの作成
  • 英語タイトルと説明文

面倒なところを全部自動化するのではなく、安全に任せられるところだけ任せる

今のところ、これが正解っぽいです。

まとめ

10分を自動化しようとして、数時間を失いました。

でも、アカウントは失いませんでした。


ちなみに、今回作ったスタンプで一番最初に浮かんだセリフは、これでした。

「取りこぼしあり」

制作から申請まで、実際にいろいろ取りこぼしました😇

シリーズを象徴する1枚になっています。


🎉 追記:無事、発売されました

この記事を書いたあと、審査に約2週間。無事、通過しました。

自動化はできませんでしたが、1枚ずつ手で上げた結果、ちゃんと世に出ました

一期と楽の 省エネ業務連絡(¥190)

疲れた日・余裕がない日に使うスタンプです。「本日は充電日」「容量を超えました」「やる気、行方不明」など。

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一期と楽の だいたい業務連絡(¥250)

確認・処理・見落とし。働く人の「だいたい」を、ゆるくカバーします。

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次回は、制作そのものの話を書きます。

別の日に作業を再開したら、猫の絵柄が変わっていた話です🐾

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